0.「ノアの教典」 序章 新世界ノア

これから話すのは未来で実現する約束の地「新世界ノア」についてのお話です。

 

ノアに住む人々の事を「使徒」と言います。全ての使徒は理想の楽園である「エデン」の中で暮らしています。

 

ノアの使徒は土地や家の所有を原則として禁止されている代わりに、高級ホテルの1室が無料で与えられています。「エデン」への宿泊は世界一の評価を受けた高級ホテル業者が運営し、全ての使徒は最高クラスの生活を提供されています。

食事は1日3回レストランでとります。世界料理コンテストで星を獲得したシェフが監修の料理を無料で提供されています。入浴は1室に1つ小さな浴室が設けられ自由に使うことが出来ますが、ホテルには豪華な大浴場があり希望者は無料で入浴ができます。生活に必要なものは全てホテルが提供してくれるため、人々は家事から解放され、本当に自由な生活を送っています。

 

使徒たちはみなアーク(聖櫃)と言う乗り物で移動します。新世界ノアには国境がなく、自由に世界中を旅することが出来、旅先のエデンでも無料で宿泊が出来ます。

 

新世界ノアでは世界中どこのエデンに行っても最高レベルの「衣・食・住」が無料で提供され、全ての使徒「働くことなく安心して暮らせる」のです。

 

しかし、ほとんど全ての使徒「自らの意志で働きます」

 

ノアの使徒は週に2~3日程度「生活のために働く」のではなく「楽しみのために働く」のです。無料で楽しめるものは全て禁止され、さらに必要最低限のもの以外の所有は禁止されています。

 

テレビやスマートフォンなども強い規制がかけられています。

 

テレビは「政治や法律など国を正しい方向へ導く内容の動画」のみが流れ広告が一切禁止されています。スマートフォンは1人1つ国から無料で支給され、「通話」や「メッセージ」と「本人認証」、「個人アカウント」「キャッシュレス決済」「ニュース」のみとなり、ほとんどのアプリは禁止されています。スポーツやゲームなども各有料エリアに行き遊ばなければなりません。

 

このように、「無料での楽しみ」は全て禁止され、使徒はお金を支払って遊ぶのです。もちろん、遊ばなくてよい人は働かずに生活していくことが出来ますが、ノアの世界ではお金を払ってでも遊びたいというものが日々作られていますので、働かない人はほとんどいないのです。

 

ノアの使徒の多くはよく世界中を旅します。世界の国々の間に国境は無いので、アークで自由に旅が出来るからです。新世界ノアには世界中にテーマパークがたくさん作られています。「幻想的な世界」や「不思議な世界」、「アニメの世界」などを忠実に再現した世界を体験できるのです。

 

また、旅の目的はテーマパークだけではありません。世界中のエデンを巡る旅もまた人気があります。エデンは近代技術を結集した芸術品であり、豪華で美しい建造物なのです。ノアの世界で暮らす使徒たちが所有の欲求を我慢し「土地を買わず」、「家を買わず」、「車を買わず」、「生活用品を買わず」、エデンの建築に全てをかけています。いわば、エデンの建築は世界中の使徒の努力の結晶なのです。エデン内での移動は車ではなく、アークやエスカレーター、エレベーターなので、信号や標識などがありません。その上、電信柱は地中もしくは建物と一体化しているため、外観を損ねないのです。また、ノアでは原則としてほぼ全ての広告が禁止されているため外観を損ねる看板などもありませんノアの世界全体が芸術品そのものなのです。

 

さらに、ノアの世界の魅力は人間が作り出すものだけではありません。旅の目的は「大自然」です。過去の時代の人々は「土地」を奪い合い、「生活のため」「生きていくため」「お金儲けのため」不必要な建物をあちらこちらに作り続けていました。その結果、人間の欲望により自然は減り続けていったのです。

 

新世界では全ての使徒がエデンの中で暮らすため、居住区域が限定されています。ノアの世界ではエデンから1歩足を踏み出せば、農地や工業地帯以外は全て大自然が溢れているのです。空気が澄んでいてで、透き通った水が流れ、たくさんの動物が自然の中で自由に暮らしています。人間が自然界に干渉しなければ、想像を超えて生物は進化を遂げます。

この大自然を探検することが、新世界ノアの大きな楽しみの1つなのです。自然の変化に応じて生物は進化を遂げていきます。もちろん、大自然を探検することは危険も伴います。しかし、人間の科学力で命を守り、大自然で生き抜くために訓練された「ハンター」とともに安全に世界中の大自然をめぐることが出来るのです。

 

楽しむことに恐れを感じることはありません。働いてお金を稼いだお金は全て使い切って構いません。生活の不安をもう抱えなくていいのです。新世界では、お金を貯めなくても絶対に生活困難に陥ることがないからです。「衣・食・住」はもちろん、日常生活品や家電などは全てホテルが用意してくれているので、購入する必要はありません。だからこそ、新世界ノアでは「楽しみのためだけ」に働くのです。

 

新世界の医療についても少しお話ししましょう。「治療医学」から「研究医学」へ大きく変わりました。食の水準が大幅に上がり、人々の生活が豊かになり、大きなストレスを抱える人が少なくなったことから、病気になる人が減り、交通事故とスポーツでの怪我がほとんど無くなったために治療する医療はかなり減りました。怪我や病気が激減したことは介護など他の医療関連の仕事にも大きく影響を与えています。「治療する医療」が減った代わりに、「癌や難病に対する研究医療」や「老化予防や若返りの医学研究」に力を入れ、ほとんどの病気が完治できるようになりました。

ただし、医療は基本的に全て全額負担です。これは、使徒の人々が自らで健康を守るために課せられているのです。新世界では医療の99%が幹細胞治療になっています。全ての病院が幹細胞培養施設の中に存在しています。未来での病院は幹細胞培養施設の一部に過ぎません。多くの人達は月に一回、自分の幹細胞を培養し、体内に戻してあげます。幹細胞治療によって、人々は老化することも無くほとんど病気にもかかりません。新世界は老いて死なない世界なのです。中には、より完璧な肉体を求め、幹細胞治療を月に何度も受ける人もいます。

幹細胞治療は若返りだけが目的ではありません。全ての国民は幹細胞培養施設に自分自身の幹細胞をストックしておき、大きな怪我や病気に備えているのです。幹細胞を点滴することにより、自然治癒力を大幅に高めて様々な病気を治すだけではなく、人間の再生能力を高めて早く治すことが出来ます。手術をした際にも、幹細胞を点滴することによって何倍も早く回復するのです。

もう一度言いますが、医療は全額負担です。しかし、心配することはありません。あなたの口座にお金が無くなった時点で、病気や怪我の場合の医療は完全に無料になるからです。ただし、幹細胞治療は完全に全額負担となります。新世界ノアの使徒働くもう一つの大きな理由がこの「幹細胞治療」なのです。

 

今度は仕事の話をしましょう。ノアの世界では多くの使徒1日5時間、週に2~3日程度働きます。残りはとにかく遊ぶのです。それが出来るのは、使徒の人々が無駄な仕事を減らすために教育され、仕事が増えることを抑制する税金システムがあるからです。

 

新世界ノアが誕生するきっかけになった革命「聖戦ラグナログ」では多くの国で「奴隷解放運動」がさかんに行われました。

 

「贅沢な生活をしていないにもかかわらず、朝から晩まで働き、死ぬまで働き続けなければならない」ことに不満を持ち、これこそが「権力者たちの奴隷である」と全世界の人々が声を上げるようになりました。ノアの世界が生まれた背景には労働者たちの仕事からの解放があるのです。

 

この世界では「奴隷」を固く禁じています。使徒の「誰もが奴隷にならないための政治研究」が行われ、それを徹底的に教育しているのです。

 

仕事に関する法律は「教典」をもとに作られています。その中心をなすのがノアの十戒の1つ「仕事をむやみに増やさず、分け合いなさい」と言う教えです。

 

人々の生活に最低限必要な仕事は「衣・食・住」に関わることです。また、それを支える「ライフライン」も必要です。仕事を徹底的に減らした上で「誰もがノアの世界で楽しんで生きていける世界」を目指したのです。そのために、考えられたのが「生活レベルを最上級まで引き上げる」ことと、「より質の高い楽しみをたくさん作る」事にのみ仕事を作るようにしたのです。

 

ノアの世界で最も重要な仕事は「エデンの建築」です。エデンは人々が理想を描き幸せに暮らしていける希望や夢が詰まっています。家や土地を持たず、物も所有しません。全ての人が納税し、そのお金のほとんどをエデンの建築に費やすのです。全ての使徒は生活のためではなく、楽しみのために働きます。エデンの建築は大きな楽しみの一つです。エデンの建築にはまず、土地の調査から始めます。経済中心ではなく、人命が優先され大きな自然災害を防ぐことが出来る可能性が最も高い土地が調査によって決められます。その後、一流の建築デザイナーによって外観が決められ、それが現実化するように建築士が設計を行います。内装は世界で有名な高級ホテルが監修を行い、インテリアデザイナーと連携を取り、誰もが憧れるような生活空間が作られています。

 だからこそ、エデンを建設し、そこに住むことが全ての使徒の夢であり楽しみなのです。過去の時代では、道路や貧相な市営住宅、お金儲けのために作られた都市開発などに多くの税金が使われていました。人々の労力は無駄な物ばかりに使われていたのです。今ではほとんどの家が空き家となり、道路もまた、取り壊しとなっています。それだけではありません。ほぼ全ての車も廃車となり、過去の政治の過ちが仕事を増やし人々を苦しめているのです。

 

 「所有の欲求」こそが不幸の根源なのです。まずは家と土地を手放すのです。そうすれば、あなたは世界中に作られたエデンで自由に暮らすことが出来るようになります。家は一つではなく、世界中にあるエデンの高級ホテルです。無料で宿泊が出来、食事も無料なのです。家と土地を手放すだけで、これだけのものが手に入るのです。これ以上、家を作り土地を独占してはいけません。所有は人々を不幸にします。これ以上、余計な仕事を増やしてはいけません。世界中の人々が協力し、みんなで有効的に使うことが理想の世界を創るのです。

 

「ホテル」「アバロンシステム」「アーク」「研究医療」「料理」「食料の生産」「衣類」「エネルギー」など、理想の世界を実現するために本当に必要な仕事がされるようになっています。全ての使徒が同じ理想を夢に描き、それを実現しようとするからこそ今の世界が現実したのです。

 

それ以外の仕事は「楽しみ」を作る仕事です。ノアでは楽しみは全て有料となったことで質の低いものは淘汰されてきています。そのため、過去の時代よりはるかに質の高い作品が次々と生まれています。ただし、エンターテイメントに関しては、無駄な仕事が増え続けるのを防ぐために全ての使徒たちの判断で税金をかけ抑制する仕組みがあります。

 

仕事に関しては、職を失う人も多く理想の世界とは言えない人々もいるかもしれません。しかし、「仕事を徹底的に無くした上で、残った少ない仕事をみんなで分け合える世界」を目指さなければ、「贅沢をしていないにもかかわらず朝から晩まで働き死ぬまで働き続けなければならない奴隷」から人々は抜け出すことは出来ません。そのためには「自分だけが良ければいい」という欲を捨て、世界中のみんなで協力をし合う必要があります。過去のように企業が学歴差別を行い、良い職業を独占してはいけないのです。この精神を乗り越えた先の世界は「雇用の減少」が全て人間の暮らしをより良くし、幸せにつながっていくはずです。

 

「雇用の減少は人々を幸せ」にし、「雇用の創出は人々を不幸にする」というのがノアの世界の考えです。この世界では「IT」や「AI」「ロボット」などで人間の仕事を無くすことに貢献した技術者には「名誉」と「賞金」が与えられています

 

次は「教育」の話をしましょう。

新世界ノアでは一切、強制的な教育は禁止されています。大人になって社会で生きていくために必要な知識だけを自分の意志で学びに行かなくてなりません。ノアの世界を支えている本当に必要な職業の教育は全て無料です。

過去の時代では「学歴社会」と言われ、学歴による差別でなりたい職業になれなかったのです。新世界では「医者になりたい全ての人が医学を学ぶことができます」。この世界でも医者は就職が難しい職業です。しかし、「学歴」や「お金」で差別はされていません医学を学び医学に優れているものだけがなれる職業なのです。

考え方は医療だけではなく、どの職業も同じです。「学力」や「お金」で就職が有利になることは禁止されています。会社は就職の条件として、最低限必要なスキルを予め提示し、そのスキルを学ぶために教育を行うのです。

 

「道徳」や「法律」、「政治」などの「ノアの世界をより良くするための教育」は全てテレビで行います。テレビの内容は全ての使徒たちで決め、権力者やお金持ちが内容を決めてはいけません

 

次は大災害の話をしましょう。

 

過去の時代では人間が便利さを求め地球環境を壊した代償として、未曾有の大災害が次々と起こるようになりました。これによって、家や職を失うだけでなく命を失う人たちも大勢いたそうです。

ノアではどんな大災害にも耐えられる世界を構築しています。エデンが人々の命を守るのです。この世界では避難をするということはほとんどありません。エデンが最高の避難場所だからです。エデンは専門家の意見を取り入れ大地震が起きにくい場所に建築されます。また最悪、地震が起きた場合でも、過去に起きた地震では絶対に倒壊しない設計で作られています。津波の被害にあわない場所を選び、万が一津波が来たとしても、周りにはダムを作っており、津波の膨大なエネルギーは全て電気へと変換されるようになっています。

台風への対応も完璧です。エデンの最も外側の壁は爆風でも耐えられる強固なもので出来ており、ガラスもまた、かなり分厚い強化ガラスです。台風が通る進路を予め想定し、エデンに近づくまでに風力が収まるよう、台風のエネルギーもまた風力発電により電気に変換されます。

 

万が一、大きな被害が出た場合でも予備のエデンを作っているため、被害地のエデンの人たちは予備のエデンに移るだけで元の生活が行えるようになっています。復興が行われるまで忍耐強く耐える必要もないのです。

 

使徒たち全員がエデンに住むことで、守るべき範囲は限定されます。この狭い範囲を徹底的に守ればいいのです。エデンの耐久性の強化だけでなく、居住区域を限定することでエデン周辺の土地も含めて人々を守る要塞にすることが出来ます。

 

家を所有することは大きなリスクも同時に抱えてしまいます。あらゆるところの土地を買い、家を買うことで、守らなければならない範囲は広くなり国民全員を守ることはほぼ不可能となります。また、救助や復興も大変です。たとえ、一命を取り留めたとしても、家や車などの財産や仕事を無くしてしまい生活困難に陥ってしまいます。これに備えようと保険に入り、日々の生活も負担が大きくなるのです。過去の時代では、家の購入と維持費を含めた生涯コストは約6000万円と言われ、大きな借金を背負い暮らしていたのです。今では国がエデンの建築費用を負担するため国民は何の負担もしなくて良いのです。

 

人は「物を所有したいという欲」から抜け出さなくてはなりません。そうすれば、新世界ノアはあなたが生きていくために必要なものは全て与えます

 

次は「お金」の話をしましょう。

新世界では、借金で悩む使徒は1人も存在しません。新世界ノアでは借金は法律で禁止され、借金が出来ないからです。古い文明の世界から新世界ノアの使徒になる際に、借金がある人は全て返済をするか返済が出来ない人は自己破産をして、きれいな状態でノアの使徒になるのです。

 

新世界では「あなたは何も所有しなくていいのです。」

なぜなら「あなたに必要なものは全てノアの世界が用意するからです。」

 

だからこそ、借金で苦しんでいる人々は安心して自己破産していいのです。ノアの世界に来れば、自己破産はあなたが生きていく上で何の不利益ももたらしません。新しい人生のスタートなのです。

 

ノアの世界を構築する財源、「税金システム」をここで紹介したいと思います。

 

新世界ノアには「現金はありません」。世界共通仮想通貨「ベリー」のみが利用できます。

また、使徒1人に1つの口座しか持つことが出来ず、法人の口座も作れません。この口座情報は個人アカウントの情報の一つです。さらに、使徒は「衣・食・住」の保障だけでなく生活用品全てをホテルが用意してくれているため「資産の所有は出来ません」

 

①仮想通貨 ②1つの口座 ③資産の所有禁止 この3つ条件を揃えることによって、「脱税」を不可能にしています。

 

使徒が払わなければならない税金は「保有税」と「移動税」の2種類しかありません。

 

保有税」は毎月月末に口座の残高に応じて定められた税率のお金が自動的に口座から引かれます。

 

口座残高が

・10万ベリー未満なら30%

・10万ベリー以上25万ベリー未満なら20%

・25万ベリー以上50万ベリー未満なら10%、

・50万ベリー以上100万ベリー未満なら7%、

・100万ベリー以上500万ベリー未満なら5%、

・500万ベリー以上1000万ベリー未満なら3%、

・1000万ベリー以上3000万ベリー未満なら2%、

・3000万ベリー以上5000万ベリー未満なら1.5%、

・1億ベリー以上10億ベリー未満なら1.2%、

・10億ベリー以上50億ベリー未満なら1.1%、

・50億ベリー以上なら100億ベリー未満なら1%

・100億ベリー以上なら0.7%

 

という税率になっていて、富裕層ほど税率面で大きく優遇されています。

これがどれくらいの税金になるかと言うと・・・例えば、口座残高が1万ベリーなら30%の3000円。10万ベリーなら20%の2万ベリー。100万ベリーなら5%の5万ベリー。1000万ベリーなら2%の20万ベリー。1億ベリーなら1.2%の120万ベリー、100億ベリーなら0.7%の7000万ベリーが毎月自動的に納税されることになっているのです。これはあくまでも「衣・食・住」が保証され、生活用品を全てホテルが用意してくれた上で支払う税金なのです。ノアでは貯金しなくても生活が保障されているため、残りのお金は全て遊びや贅沢に使って良いのです。

 

さらに、この世界を支えているもう一つの税金「移動税」は1律5%の税金となっており、お金を受け取る際に自動的に引かれます。この移動税は職種によってさらに税率が加算されます。この税率の加算は全使徒によって決められ、不必要な仕事を減らすために課せられます。たった2つの税金だけで主な財源を賄うことができるのです。

 

もし、再び権力者によって世界が支配されてしまったら、支配者の都合の良い教育が行われていることでしょう。これがただの理想の国であり実現不可能な夢の話であると考える人がいないように、少し現実的な財源の話をしましょう。

 

新世界では年間1000兆ベリーの予算が組まれています。エデンの建築に必要な予算は10兆ベリーで、約20万人の居住スペースを確保することが出来ます。これは国民1人直すと5000万ベリーの出資が必要な金額です。生涯賃金が2億ベリーと言われているため、十分、支払うことが可能なはずです。ちなみに新世界が誕生する前では新築一戸建てでは、生涯の修繕費なども合わせ6000万ベリーが必要だと言われていました。5000万ベリーで土地を買い、家を買って、いずれ空き家になるのか、それともみんなで5000万ベリー出し合って、エデンを作り、世界中にある最高級のホテルや旅館に無料で泊まれるようするのかどちらがいいのかと言う話なのです。しかも、家を作らずエデンを作り、ホテルに住む方法なら一度、日本国民全員が住める居住スペースを作ってしまえば、作る必要は無くなり負担は0になるのです。

 

しかも、これは政府が1ベリーも支援しなかったことを想定した計算です。国が補助すればもっと負担は軽くなります。過去の日本政府は国家予算が300~350兆円(=ベリー)でした。全国民に対してホテルの宿泊費に毎月10万円支給すれば、150兆円の予算が必要です。また、毎日3食、1食500円の支給をすれば、年間で75兆円の予算が必要です。それらを合わせれば225兆円にしかならないのです。国家予算からホテルと食費代を毎月1人15万円補助しても、まだ、100兆円近く国家予算が余っているのです。夢物語だと思うのはよほど、政府が国民生活に対して保障を行っていないからでしょう。新世界では超高級ホテルに住み、毎日プロのシェフが作った料理を食べるのが当たり前で、全ての生活費を負担しなければならない世界の方が想像することも出来ません。あまりにも日常生活が違い過ぎて、遠い昔の文明であった奴隷の世界のようです。

毎月、ホテルと食費代を毎月1人15万円補助してもらうことが出来るのであれば、かなり生活に余裕ができるでしょう。他に医療や道路、教育など生きていくのに絶対に必要のない物は後回しで良く、どうしても必要ならみんなで出し合って支払えばいいはずです。

 

それでも、実現できないという人がいるのであれば、実現が可能だと考えている人に教えを乞いましょう。出来ないという人の理屈を聞いても、理想の世界は絶対に実現できません。

国の財源については第3~5章のお金についての知識を身につけなければなりません。

 

保有税」も「移動税」も口座残高や使ったお金の割合で計算されるため、誰一人として無理な税金を払わなくても良くなったのです。そして、使徒が税金を確実に払うことが出来るのです。また、「年金」が撤廃され、60歳以上の全ての使徒が働かずに遊んで暮らせるようになりました。「衣・食・住」の保障に加え、遊ぶお金として毎月10万ベリーが支給されます。この保障を貰うための申請などは必要ありません。申請は申請する側も管理する側も仕事が増え負担が増えるだけだからです。

 

アバロンシステムはこれらの税金システムを全て自動で行っています。次にアバロンシステムの政治システムを紹介しましょう。

 

ノアには政治家が1人もいません。物心ついたその時から子供も1人の意見として認められ政治に参加することが出来ます。ノアではIT技術によって可能になった使徒が政治参加する「直接民主制なのです。

 

もちろん、「全ての分野において政治参加しなくても構いません」

 

具体的な例を挙げると、新世界ノアでは「保有税」や「移動税」の税率をめぐって、よく議論が行われています。テレビ放送の多くはよくこの問題を取り上げています。

 

もし、あなたが貧困層なら「保有税において富裕層が税率面で大きく優遇されているのは不平等だ。5%前後の一律にすべきだ」などの問題を提起するのではないでしょうか?

 

反対にもし、あなたが富裕層なら「保有税が高すぎて、働いている意味がない。税金を支払っている金額に差があり過ぎるのは不公平だ。保有税を下げないと仕事を頑張る人間がいなくなる。」などの問題を提起すると思います。

 

スマートフォンからアバロンシステムにアクセスすれば政治に参加できるのでこのように「移動税」や「保有税」に対して、意見を述べても構いませんし、「上げる」「そのまま」「下げる」のどれかに投票して民主主義で税率を変えることもできます。ただし、金融危機世界恐慌など特別な理由がない限りは一気に税率を変えることはできません。

 

自分が興味のある分野にだけ政治参加すればよいのです。このように、政治はシンプルになっていますので、誰もが簡単に参加することが出来ます。

 

政治とは本来、簡単なもので子供にも理解できるものでなければなりません政治を複雑にし、難しくすることは一般の国民を政治から排除してしまうからです。政治を権力者に握らせる「選挙」も廃止されていますお金のかかる選挙は富裕層や権力者が政治支配をする最大の原因だからです。そもそも、政治を使って国を動かせる大きな権力を持つ者はこの世の中にいてはならないのです。権力者を作らず、全ての使徒が政治を行い、国を動かさなければならないのです。

 

最後にノアの世界で優遇された特別な使徒たちを紹介します。

 

まずは、税金を多く納めている「天竜人」と呼ばれる超富裕層です。税金だけで100億ベリー以上納めた人が対象になります。保有税の税率が0.05%になり、土地や家の所有も許可されます。また、贅の限りを尽くした特別なエデン「神々の楽園ヴァルハラ」への居住もできるようになります。これは個人への権利であり、権利の相続は出来ないようになっています。

 

続いて紹介する特別な使徒新世界ノアの創設メンバーや新世界の設立に協力をした聖戦ラグナログの英雄です。

創世の賢者には勲章が与えられ、保有税の税率が0.01%となり「賢者の都ベリアルイン」への居住が認められています。このベリアルインは常に最新の科学技術研究所や医療研究所がある特別なエデンです。賢者の称号を持っている使徒だけでなく、科学技術や医学に特に秀でた使徒も居住することが出来ます。このエデンは一般的なエデンの10倍の100兆ベリーを建築予算として使うことが出来ます。

 

創世の英雄には以下の称号が送られています。

 

世界で一人、新世界を作るのに世界で最も貢献した人物に「天聖」という称号が送られました。また、各国で1人、新世界を作るのにその国で最も貢献した人物に「賢聖」。さらに各国で1人。エデンの建築にその国で最も貢献した人物に「創聖」という称号が送られました。

 

その他にも「三大賢者」「三大創者」「創世の十二賢者」「聖騎士」「はじまりの人」などの称号が送られました。

 

彼らは保有税の優遇だけでなく、毎月かなりの額のお金が支給されています。

 

 これらの称号は、聖戦ラグナログ終結後、新世界ノアの誕生祭のときに各国の使徒の投票によって決められました。これらの権利の相続は不可能で永遠にその人物の勲章とされています。

 

これらの優遇制度は、聖戦ラグナロクにて政治支配をしている権力者たちに対抗するために、富裕層や優秀な頭脳、世界を創ることができる技術者を仲間として引き入れるために行ったものです。その結果、世界の名だたる大手の建設会社やホテル、IT会社が新世界ノアの実現に手を貸したのです。

 

また、これらの権利は新世界を創るための革命「聖戦ラグナロク」で命を懸けて世界を変えた英雄たちへの贈り物なのです。

 

これから、「新世界ノア」を理想の世界とするために全17章からなる「ノアの教典」を伝えなければなりません。その教典の知識は人々を約束の地へと運ぶでしょう。