1.「ノアの教典」 1章「『夢』~理想の世界に夢を~」

「あなたには夢がありますか?」

 

夢とは「理想の世界のことです」「その世界はあなたやあなたの周りだけでなく、世界中の人々が幸せに暮らしていける世界です」その世界を現実のものにするためにあなたには何が出来るのかを考え、行動することが大切なのです。理想の世界を作るために働くことは人々の使命です。

 

1人1人が夢を持ち「全ての人々が幸せに暮らせる理想の世界」を目指すのです。世界中の人たちが同じ方向を向き努力すれば、どんな世界でも実現できます。

 

だからこそ、全ての人々は「夢」を持たなければなりません。「世界中の人々が幸せに暮らせる理想の世界」を創るためには、理想の世界を思い描くことから始まるからです。その理想の世界を実現しようとすると、それが「仕事」になります。人々は力を合わせ働くことによって、日々、理想の世界が実現していきます。「仕事」をしている時、あなたが思い描いた理想世界の歯車として役に立てていると思えることこそ仕事にやりがいを感じるのです。

 

正しい夢の教育がなされた時、「世界中の人々が幸せに暮らせる理想の世界」が仕事によって作られていきます。多くの人々の夢と仕事は繋がるのです。

 

新世界ノアの使徒は「生きていくために働く」のではなく「楽しむために働きます」。働いているその時ですらも、多くのエデンが建築され理想の世界が作られていくことに心を躍らせています。今、そう思えていないなら、どこかが間違っています。

 

夢をもっとより鮮明に描きましょう。どうすれば、実現できるのか考えましょう。夢こそが理想世界を実現する第一歩なのです。

 

正しい夢の教育を学ぶだけではいけません。過去の人々が描いていた歪んだ夢の教育も学んでいきましょう。どうすれば、多くの人々が歪んだ夢を持つようになるのかを知ることは、今の理想の世界を壊さないためにも重要な学びになるのです。

 

過去の時代の人々は自分勝手な生き方を「夢」と呼び、同じ方向を向くことなく、理想の世界を創るために力を合わせることがなかったのです。この夢の教育は、国民が一つになり政治を変える大きな力が生まれないよう学校教育やメディアを通じて行われた洗脳だとされています。

 

過去の時代では「夢」とは何なのかという明確な答えがありませんでした。多くの大人や教育者たちは「将来の夢」=「職業」を求めていました。「将来、その仕事で生活が出来るのか」「その仕事で生活が安定するのか」「就職する可能性として現実的なのか」そういうものが基準になっていました。夢には世界中のみんなが幸せに生きていける理想の世界などではなく、全ての基準が自己中心的なものでした。将来、自分や家族を養うことが出来るのか、それだけで人々は精一杯だったのです。

 

なぜ、過去の人々はそのような夢を描くようになったのでしょうか?そのような歪んだ夢の教育をするようになったのでしょうか?そのことを考えることは非常に大切です。

 

政府は「人々が理想の世界を描くことを嫌っていました」。世界の人々が幸せになるための世界を作ろうと行動されては、政治に口を出されてしまうからです。権力者や富裕層の理想の世界を作るためには、不都合なのです。若者が政治に興味を持たないよう、夢中にさせるものを作る必要があったのです。

 

 政府は国のお金を国民の生活を保障することにほとんど使いませんでした。大人は子供たちの教育費、家や車、生活用品、食費、光熱費などを稼ぎ、生きていくために必死に働かなければなりませんでした。お金稼ぎに夢中になったのです。大人は自分自身のお金稼ぎだけに夢中になったのではありません。子ども達に将来、お金を稼がせるようにする教育にも夢中になりました。こうして「職業=夢」になり歪んだ夢の教育が始まったのです。政府が国のお金で国民の生活を保障せず、毎日毎日、朝から晩まで働かなければならい仕組みを作ったことが全ての原因なのです。今ではエデンのホテルの宿泊代も食事も生活日常品も全て無料ですが、過去の人達はこれらを全て自分で買っていたのです。週に5日間、毎日8時間以上働いても、ほとんど遊ぶことが出来ず、生活するだけで精一杯だったと言われています。そのため、節約するために無料の遊びに夢中になったのです。

 

 テレビやインターネットなどのサービスは無料で溢れかえり、企業の広告に利用したり、政府の都合の良い情報を与え、国民を洗脳していきました。無料は国民に大きな影響を与え、広告として利用されることになり、莫大なお金を生み出したのです。ドラマやバラエティ、お笑い、プロスポーツ選手、ゲーム、YouTubeなどお金を稼げる職業になったのです。

 

お金を稼げる職業になったことで、多くの国民は憧れを抱くようになります。テレビやゲームに夢中になり、自分の国を良くしようと考える人達はいなくなってしまったのです。これらの職業は理想の世界を実現できるものではありませんし、国民の生活を支えるものでもありません。しかし、それらの職業を目指す人たちが増えたことによって「建築」や「農業」など本当に必要な仕事をする人たちが減り、社会に悪影響までももたらしていました。

 

 この時代の人々は人生のほとんどを労働に捧げなければなりませんでした。子どもは勉強という労働、大人は仕事と言う労働でほとんどの時間を奪われたのです。人生のほとんどが労働に占められたとき、その労働をより良くするものが夢となってしまいます。週末のたった2日しかない休日は、嫌なことを忘れ、遊ぶことに夢中になったのです。その結果、ほとんどの人達は政治を学ぶことがなく、自分の国をより良くしようとする人たちがいなくなったのです。

 

正しい夢の教育がなされておらず、誰も理想の世界を持っていません。みなが別々の自分勝手な夢を持ち、ばらばらの方向を進んでいたのです。人々はどんな世界にしたいのかという目標すらもありませんでした。理想の世界を持たない格差社会の時代では「お金儲け」に憧れ、多くの人々がそれ「夢」になってしまいます。

 

夢の基準がお金儲けになった時、自分勝手にわがままに生きていけることも「夢」になってしまいます。好きなことをして、周りの人たちと楽しんでそれが「仕事」になることも過去の人たちの「夢」でした。ほとんどの人たちの「夢」はかなわずに「夢」は儚いものだったのです。全ての人の自分勝手な生き方が叶っていたらこの世界は混沌で溢れかえってしまいます。人々は同じ目標ではなく、ばらばらの目標をもち、決して理想の世界を作ろうとはしませんでした。このように間違った「夢」の教育は、人々が幸せに暮らしていける理想世界の実現を阻害していたのです。人々の夢とは叶うことのない儚いものではなく、理想世界を社会全体で協力し叶えるものなのです。

 

世界中の人々が幸せになる理想の世界を作ることこそ、人々の共通の夢にするべきなのですが、過去の人々が理想世界を夢に抱かなくなった理由はもう一つあります。それは政府がそのような夢を抱かないようにした「恐怖」でした。日本中に反社会勢力を存在させ、政府にとって都合の悪い人物を次々に消していったのでした。

毎年約9万人もの人たちが行方不明者となり毎日250人もの人々が消えていったのです。政府と反社会勢力との繋がりをちらつかせ、死体の上がらない事件が多発していれば政府に逆らおうとする人達はいなくなります。また、政治を悪用し警察や検察、裁判所を支配下におき、権力で真実をもみ消すことも容易に出来たのです。こうなると、「自分の国を良くしようと考えることは危険なこと」だと、人々は心のどこかで考えるようになります。誰が聞いているか分かりません。そのような大それたことを言葉に出さなくなるのです。

 

その結果、国を良くすることを諦め、人々の夢は生きていくための「金儲け」になります。金を儲けて家族を養い生きていくしかないのです。そのための仕事は少しでも稼げる仕事、好きな仕事、楽しい仕事、楽な仕事となってしまいます。学歴社会にすることによって、就職時に学歴差別を行い、子どもはそういう職業を目指して意味のない勉強を必死にするようになりました。大人は自分の子供がそれを実現させるために必死に働いたのです。希望の仕事を実現することが夢になってしまい、子供も大人も良い世界を創るためではなく、間違った方向に努力を始めたのでした。人々の夢が「金儲け」になった社会は決して、世の中が良くなっていきません。人々はばらばらの方向を向き、自分の国を良くするために協力し合うことなく、自分や家族の幸せだけを叶えるだけで精一杯だったのです。

 

大切な事なので何度も言いますが、ノアの世界では夢とは「世界中の人々が幸せになる理想の世界を作る」ことです。それが、全ての人々の共通の夢であり、同じ方向を向いて仕事をし、夢を実現させるのです。だからこそ、全ての人たちが夢を持つことは素晴らしいことなのです。

 

1人の人間が出来ることは限られています。社会の役に立ちその世界を支える歯車の1つになれれば、人としての役割は十分に果たすのです。しかし、その世界が間違った世界なら、それを支える歯車の1つになることは間違っているのかもしれません。その世界をもう一度見つめ直し、理想の世界を想像しなければなりません。そして、理想の世界を創ろうとしている社会の歯車の1つになるべきです。あなたの理想の世界はきっとみんなが幸せに暮らしていける世界だと信じています。

 

「あなたには夢がありますか?」

 

もし、夢がないのなら夢の描き方を教えましょう。夢とは職業ではなく「世界中の人々が幸せに暮らしていける世界を描くことです。」そして、みんなで同じ夢を見ましょう

 

きっとその夢は現実になり、世界中の人々が幸せになります。

 

新世界ノアは世界中の人々が理想に描いた世界なのです。