10.「ノアの教典」 10章「『アーク(聖櫃)』~世界を自由に移動する空飛ぶ聖なる船~」

新世界ノアでは、アークという乗り物で世界中を移動することが出来ます。アークとは神話で人類の滅亡を洪水から救った「ノアの箱舟」の事です。契約の聖櫃(せいひつ)とも呼ばれます。

 

アークは旧時代のジェットコースターをモデルに作られました。ジェットコースターは360度回ったり、車体が傾いたり、逆さまになっても事故が起こらないほど、安全な乗り物だったからです。アークでは現在まで1度の事故もなく、けが人や死亡者は出ていません。

 

アークは1人用でデザインは未来を思わせる斬新なデザインです。エデン内では時速50キロほどでそれほどの速度は出ませんが、エデン間を移動する長距離用のアークはリニアモーターカーの技術を応用しているため、最高速度500キロのスピードで移動が可能です。アークはレールに沿って自動的に進むため、免許は必要なく、小さな子供からお年寄りまで年齢に関係なく安全安心な乗り物です。

 

新世界ノアは自動車が無くても生活が不便にならないよう都市計画が行われアークが主な交通手段になるよう開発が行われています。そのため、自動車などの購入は必要なく生活での大きな負担になりません。旧時代の日本でも都会では、自動車を持たない人達が多くいました。田舎に比べ人数が圧倒的に多いにも関わらず、自動車無しでの生活を送れたのは、マンションや高層ビルなどが立ち並び、高さを十分に生かしていたからです。そうすることによって、居住地域が広くなり過ぎないのです。しかし、一般の人達が生活出来る居住スペースは限られており、多くはビジネスオフィスに占領されていました。新世界のエデンでは、ほとんどが高級ホテルになっており、多くの人達が生活できる居住スペースになっているのです。さらに、ホテルが食事、生活必需品などを全て与えてくれるため、人々は生活をしていく上で移動をしなくても良いのです。エデン間の移動は、旅行や娯楽を楽しむために行うことがほとんどです。

アークで世界中を旅が出来るため、アークでのエデン間の移動は「楽しみ」の一つとされていて有料になっています。しかし、居住したい地方に戻れなくなることも想定して、口座残高が0になった場合には、無料で乗ることが出来ます。

 

 

アークは持続可能な世界を実現するため環境にも配慮されています。アークの上やラインの周辺には太陽光パネルが設置され、全てのエネルギーを太陽光で賄っています。夜や曇り、雨の天気でも蓄電池で電気を貯めているため、問題なく走行できます。しかし、昼間や晴れの日に比べ、アークの利用料金は少し高くなります。自然エネルギーでアークを支えているため、資源の無駄を抑え、排気ガスが出ないため環境への負担は極限まで減らすことが出来るのです。

 

アークは車のシートよりはほんの少しゆったり目に作られていますが、一人乗りのため、それほど大きくなく場所を取りません。安全な乗り物のためジェットコースターのように安全バーのような束縛するものもなく快適な移動が出来ます。また、1人乗りのため必要最低限のエネルギーで走行します。さらに、1人乗りのためバスや電車と違い、待ち時間は一切ありません

 

アークは上下にレールを作ることで高さを最大限使うため土地をあまり使いません。そのため、自然の破壊を必要以上に行わなくて済みます。一般的なアークは縦に5レーン横に2レーンの10レーンが作られます。豪雨被害に備えて、一番低いアークでも地上から5以上の高さにレールが作られています。アークの前後左右は透明の素材で出来ており、景色を楽しむことが出来ます。

 

旧時代のように、広告や看板は一切なく、金儲けに彩られた世界ではありません。電信柱などもありません。電線や水道管、ガス管などはすべて、アークの設備の中を通っています。一切の無駄がないのです。

 

場所によっては地上から20m以上の高い位置にレールを作ることで、より綺麗な景色を楽しむことができる場所もたくさんあります。想像してみてください。

 

エデンから外を出ると、農地が広がっています。広大な大地に緑一面広がり、たくさんの食糧が作られています。その外には工場があり、生活で必要なものが作られています。さらにその周辺には自衛隊の駐屯地があり、エデンに住む人たちを守ってくれている光景を見ることが出来、安心を感じることが出来ます。さらに外には自然で溢れています。夏には緑が生い茂る草木があり、雄大な山がそびえています。春には桜が咲き乱れ、秋には紅葉を、冬には雪に覆われた白銀の世界が見られます。海はサンゴが広がり、どこまでも青く透き通った水は海の様々な生き物を目にすることが出来ます。

 

アークからの眺めは大自然だけではありません。アークから見るエデンもまた美しいデザインで絶景です。エデンの周囲は透明の壁で囲まれ、中を一望することが出来ます。エデンの中央にある巨大なアスクレピオスはまるでお城のようで、その周辺にある高級ホテルや娯楽施設もまた、とても美しいのです。建物だけではなく、用水路なども町全体のデザインを計算されて作られています。エデンのデザインは様々なものがあります。未来をイメージしたシンプルなデザインからヨーロッパにあるお城、アニメやゲームの世界のファンタジーを再現したものまで様々なエデンが作られています。毎年1000兆ベリーの国家予算5割を使って作る建築物は、人間の英知を結集した芸術作品なのです。

 

アークの旅は今や国内だけではありません。海底に柱を建て、大陸と大陸とをレールで繋ぎ、大陸間の安全な移動が可能になったのです。安全で、待ち時間がなく、低価格で、超高速の移動が出来るようになったのです。長距離の場合には途中に中継地があり、トイレや食事、休憩などを行うことが出来ます。

 

新世界ノアでは、アークが主な交通手段ですが、その他の乗り物も無くなっていません。

 

主な乗り物の一つ目は「自動車」です。所有の禁止により自動車もまた全てレンタルになっており、高級車ばかりが製造されています。交通手段としての車は無くなり、「楽しむ」ための乗り物として残っているのです。車はオープンカーなど、より風や自然を肌で感じるものが人気です。旧時代に作られた道路のほとんどは撤去され、ドライブコースだけが残っています。ドライブコースにも広告は一切なく、コースは海沿いや桜、紅葉などが見られる場所に多く、ヤシの木やお花畑などきれいな風景が広がっている場所もあります。ですので、自動運転にして飛ばさずにゆっくり走るのが人気です。

車はレンタル会社が整備しており、毎日の検査によって安全性の確保はもちろん、騒音が出ないようになっているばかりか、ドライブコースの最大速度以上にならないように設定されています。ドライブコースは一定の距離ごとに監視カメラがあり、違法行為の運転がないか24時間映像を録画しています。警察による交通の取り締まりは一切ありません。これらの対策により、違法運転は一切なくなったのです。

 

二つ目は、「空飛ぶ自動車」です。こちらも生活に根付くような乗り物ではありません。「楽しむ」ための乗り物です。これも全てレンタルとなります。アークが主な交通手段となったため大量生産は中止され、車と同様にデザインにこだわった高級な空飛ぶ車のみが製造されています。国民からの要望により、国からの予算が充てられるようになっています。その代わり、コストよりも品質や外見の美しさ重視の製品が国民の希望でした。空飛ぶ車は誰もが憧れ、乗りたいと強く願うようなものでなければ国民の支持を集めることが出来ませんでした。そのため、見た目は巨大なドローンではなく、まさに昔の映画やマンガ、アニメで見たような空飛ぶ車が実現したのです。

また、空飛ぶ自動車はどこでも走行できるわけではありません。エデンの上空は禁止されているのはもちろん、エデンの外であっても自由に走行できません。スカイドライブコースが用意されており、その限られたコースのみでの走行が可能です。原則的には自動運転のみで免許も必要ありませんが、技術訓練を行うことで、手動運転が出来る空飛ぶ車を運転できる人もいます。空飛ぶ自動車は、生活には不必要な乗り物のため、免許の取得はかなりハードルが高く設定されています。また、手動運転が出来るスカイドライブコースは料金が高く場所も限られています。スカイドライブコースもまた、自動車のドライブコースと同様に、景色の綺麗な場所に作られます。あくまでもドライブを楽しむための乗り物なのです。人々が理想に描いたものは可能な限り、実現されています。

 

三つ目は、バスや電車です。こちらも、交通手段としてではなく「楽しむ」ための乗り物として運行しています。エデンの外だけに作られ、自然が豊かな場所をゆっくり走り風景を楽しみながら食事をするのが人気です。以前は線路で自殺なども行われていましたが、レーザー感知により、自動的に止まるようになっています。速度が速くないため、止まるのに長い距離を必要としません。

 

四つ目は飛行機です。飛行機は大陸間の移動のみに利用されています。飛行機はミサイルや核兵器を落とすことが出来ます。また、墜落の可能性も考え、エデンの上空だけでなく周辺の自衛隊が防衛している範囲内全てが飛行禁止区域になっています。2001年にはアメリカで同時多発テロ事件が起き、飛行機がハイジャックされ、110階の巨大なビルであるワールドトレードセンターに追突した過去も考慮されています。また、原爆を経験した日本や戦争を体験した人たち、戦争を学んだ人たちは、飛行機が上空を飛んでいる時、恐怖を感じた人々は少なくないのです。だからこそ、国民の安全を第一に考え、万が一の危険を避けるため飛行禁止区域は広く設定されているのです。

飛行機はあくまでも、大陸間の移動で海を越えるため利用されています。安全性を考え、大陸の上空は飛べないため、船と同じような飛行経路になります。

大陸内部への長距離移動は、あくまでもアークが主な交通手段なのです。

 

新世界ノアでの、交通手段であるアークやその他の乗り物についての話は以上です。ここからは、旧時代の自動車社会の闇を学んでいきましょう。

 

過去の自動車産業は政府との癒着が大きく国民から自動車は国民から大きな搾取を行う手段の1つだったのです。自動車産業は金儲けの欲に大きく捻じ曲げられ世界中の人々を便利と引き換えに不幸にしていきました。政府は多額の税金を使い、日本中に道路を作らせ、自動車無しでは生活に支障が出る自動車社会を作り上げたのです。その結果、1948から2019年の72年間で63万6481人の命が失われたのです。これは広島の原子爆弾の約2倍、長崎の原子爆弾の約6倍の死亡者数に匹敵します。年間の平均では8840人が死亡し、これは広島の原爆なら35年に一度、長崎の原爆なら14年に一度、原爆が落とされている計算になるのです。

 

悪質な政治の下、自動車事故がどれだけの犠牲を生んだのか学んでいきましょう。

 

自動車事故との死亡者数比較

自動車交通事故の負傷者数(1948~2019年の72年間総数)・・・4706万2429人

自動車交通事故の1年間の負傷者数(1948~2019年の72年間平均)・・・65万3644人

自動車交通事故の死亡者数(1948~2019年の72年間総数)・・・63万6481人

自動車交通事故の1年間の負傷者数(2019年)・・・46万715人

広島の原爆の死亡者数・・・推定30万人

スポーツの負傷者(スポーツ外傷とスポーツ障害を含む)・・・推定年間20万人

長崎の原爆の死亡者数・・・推定12万人

年間の行方不明者(H30)・・・8万7,962人

年間の自殺者数(2019年)・・・2万169人

自動車交通事故の年間死亡者数(1970年前後)・・・約1万6,000人

東日本大震災の死亡者数・・・1万5894人

自動車交通事故の年間死亡者数(平均)・・・約8,840人

阪神・淡路大震災の死亡者数・・・6,434人

自動車交通事故の年間死亡者数(2019年)・・・約3,215人

コロナウイルスの日本の死者数・・・1,676人(2020年10月20日まで)

熊本地震の死亡者数・・・204人

西日本豪雨の死亡者数・・・263人

九州北部豪雨の死亡者数・・・40人

新幹線の乗客死亡者数(1964~2019年までの56年間)・・・0人

電車での乗客死亡者数(2012~2019年までの8年間)・・・0人

飛行機の乗客死亡者数(2012、2013、2014、2016、2019年)・・・0人

 

1970年前後では、年間で約1万6000人もの人々が毎年、交通事故で命を無くしていたのです。政府はそれを分かっていて道路を作り続けてきたのです。国会では大きな問題として取り上げることはありませんでした。メディアは自動車関連の企業が多くのスポンサーになっていたことや政府の圧力によって、一部の報道しかせず、むしろ広告を使って自動車の良いイメージを作り、国民を洗脳し続けたのです。自動車は法定速度を大きく上回るスピードが出るように製造され、安全よりもお金儲けが優先で作られていました。政府も製造者も危険を承知の上で自動車社会を利用していたのです。

 

注目したいのが何年も新幹線や鉄道、飛行機などの乗客死亡者数がゼロの年があるということです。つまり、道路を大量に作らずに自動車社会を作らなければ、失われずに済んだ命と言えるのです。これは明らかに必要のない犠牲でした。

 

これらの犠牲を負ってでも自動車社会を作った理由はいくつかあります。

 

まず、一つ目の理由は「搾取」です。旧日本政府は搾取政治を行っていたため、自動車社会を作ることによって国民に負担を強いることが出来たのです。国民が不満を持つ国を治めるためには、国民から徹底的に「搾取」する必要があるのです。「お金」や「時間」、「知識」、「精神力」、「健康」、あらゆるものを奪い政府に反抗する力を奪うのです。税金を使って直接、搾取を行うと国民の反発を受けてしまうため「民間を使って搾取」するわけです。その大きな政策の一つが自動車社会なのです。

そこで政府は、税金を使って道路を大量に作り、自動車社会を作ることによって、生活をするために自動車を所有しなければならないしくみを作ったのです。車にかかる費用は生涯で約4000万円とされています。もう一つの大きな搾取である「家のローン」などと合わせて、人々を一生働かせる奴隷にしたのです。

 

二つ目の理由は、自動車業界や保険、医療に関係する人たちの「利益」です。年間65万人の負傷者が生まれ、彼らは病院で治療を受け医療が儲かり、自動車も買い直すことで自動車関連の会社が儲かります。さらには、事故に備えて全ての人が自動車保険に加入し、保険会社が儲かるのです。政治家たちもそれに乗じて金儲けをしたり、選挙においても自動車産業に関わる様々な会社から票を集めていたのです。

 

三つ目の理由は、「責任」の問題もあります。自動車事故の場合は、運転者本人に全て責任を負わせることが出来るため、政府や自動車関連企業にとってリスクを負わずに済んだのです。

 

これらの理由から、政府は安全な新幹線や電車での都市開発よりも、国民を支配するには自動車社会を作った方が都合が良かったのです。

 

自動車社会が世界にもたらしたのは、死亡者や負傷者、国民への大きな負担だけではありませんでした。

自動車社会は生産工場や関連会社の廃棄や、自動車から出される廃棄ガスによって地球環境を大きく悪化させていきました。道路は車で一杯になり、全ての車から排気ガスが出ていました。特に大型車は真っ黒い廃棄ガスを上げていました。先進国だけではなく発展途上国でも車が走るようになり、世界中で車による環境汚染が進んでいたのです。地球は信じられない速度で環境が変わっていきました。毎日毎日、温室効果ガスが大量に発生したため温暖化が進みました。西日本では毎年、背丈ほどの雪が積もっていた地域にも雪がほとんど降らなくなってしまいました。さらに毎年のように、記録的な豪雨が降り、被災地は増え続ける一方、復興は全然進まなかったのです。世界ではアメリカのロサンゼルスでは最高気温49度を記録、カリフォルニア州のデスバレーでは54.4度を記録しました。高温な気温は大規模な山火事を引き起こし、アメリカだけでなくオーストラリアでも山を焼き尽くしたのです。

この異常な地球温暖化に対して東京大学名誉教授の山本良一氏は2018年のアースデイ

 

「人類に残された時間はあと20年程度。それ以上、対策を引き延ばせば本当に手遅れになる」

 

と訴えたのでした。もちろん、日本だけではなく世界中の専門家が温暖化によって人類滅亡の可能性を警告していたのです。

 

その他にも、加速を上げたり、騒音を鳴らして整備できる部品や工場も存在していた結果、暴走族が大きな音を立てて、多くの人達の迷惑をかけていました。また、車は殺害した遺体を運ぶのにも使われていました。犯罪にも利用されていたのです。

 

それにも関わらず、政治家たちは自動車社会を変えてこようとしませんでした。72年間で、様々な政党が生まれ、多くの政治家たちが生まれたはずです。与党だけならまだしも野党も問題にしてこなかったのです。国会では政府にとって本当に都合の悪い問題を取り上げないことから、野党も含めて全ての政党がグルである可能性が指摘されるようになりました。人々の欲は、平気で人の生活を脅かし、人の命を奪うのです。この事を考えただけでも、政治家が国民を支配してはいけないということが理解できるはずです。政治は国民が学び国民投票によって直接行うべきなのです。

 

 世界中の人々にお願いがあります。

 

「自動車関連の企業を責めてはいけません。全ては政治が悪いのです。」

 

多くの人達は政府のいいように騙され行動させられていたのです。警察や検察、裁判所も政府の言いなりになり、学校の先生は子供たちの時間を奪い政府の都合のいい情報を教え洗脳し、スポーツマンはヒーローとして称えられた結果、大勢の人々に怪我を負わせました。政府が自動車社会とスポーツなどでけが人や病人を大量に作り、その人達を助けることで医者は儲けました。テレビはエンターテイメントと広告になり、大手企業が儲かる仕組みを支え、政治から目を逸らす教育も担いました。銀行は政治家や反社会組織の資金を隠すことを手伝わされ、電力会社は核兵器製造の設備と準備を手伝わされ、人々は電気を使うことによってそれを支えました。政府に騙され、みんながみんなで足を引っ張り合って、金にまみれた醜く暗い混沌とした世界を作り上げたのです。

 

それでも、多くの人々は生きていくのに必死だったのです。生活をしていくためには、この世界の役に立ててないことを分かっていながら続けるしかありませんでした。16年間も勉強をさせられて、やっとの思いで掴んだ仕事です。今更、手放せば奪われる側に回り、生きていけなくなってしまうかもしれません。今の平穏な暮らしは無くなってしまいます。生活して生きていくためには、今の現実を受け入れ日々を過ごしていくしか選択肢がなかったのです。自動車関連の企業に関わらず、政治家が作った醜い世界を多くの人々が支えていたのです。

 

その上、この世界がおかしいと気づきながらもほとんどの人達は声を挙げ行動を起こしませんでした。

 

子ども達は無駄な勉強をさせられていたのをどこかで気づいていたはずです。大人もまた政治が悪いのに気づいていたはず。政府が日本中にやくざや暴力団を意図的に残し、政治との繋がりをメディアを通じて見せつけた上、年間の行方不明者は9万人近くもいたのです。死体処理が行える設備を民間企業が自由に持て、政府はしっかりと管理しませんでした。毎日約250人の人が姿を消していたら、恐怖で動けなくなった人達も多いかったはずです。

政府に逆らえない気持ちは分かりますが、それでも、勇気を奮い立たせ行動を起こしていた人たちもいるのです。政治を学ぼうとせず、世の中を変えようとせず、政府の都合のいい役割をさせられていたのであれば、それはみんなが悪いのです。同じように政府の都合のいいように利用させられていた自動車関連の人達を責められる道理はありません。ただ、選んだ仕事が自動車関連だっただけです。簡単に仕事をやめられるような世の中ではなかったのです。

 

しかし、それでも自動車社会はすぐにでもやめなければならなかったのです。人類に残された時間はそれほど長くありませんでした。その時に生まれた赤ちゃんは成人を迎えることが出来なくなってしまうかもしれません。政府に騙され続ければ、子供には未来は残されていなかったのです。政府と戦い希望を見出すのか、このまま今の生活を続け世界の終わりをみんなで迎えるのか、選択を迫られていたのです。

 

2021年、温暖化による人類の滅亡予測まであと17年となるなか、新世界ノアの台頭によって、政治に支配され苦しい生活に耐え続けていた民衆はついに声を挙げたのです。子どもも大人も関係なく、国民が一丸となって自分が出来る最大限の行動を起こしたのです。未来を残すために。

その結果、自動車社会は廃止され、道路は次々に解体されていきました。そして、自動車が無くても生活ができる都市開発が進められ主な交通手段はアークになっていったのです。

 

もう一度言います。何度でも言います。自動車関連の企業を責めてはいけません。この世界中をアークで移動できるように先導したのは大手自動車メーカーでした。地球環境をこれ以上悪化させないために、いち早くアークの製造を始めたのです。そして、意見の対立する政府とも命を懸けて先頭に立って戦ってくれました。

現在では自動車関連の会社はこのアークの製造に切り替わりました。今まで多くの死傷者を出しながらも何十年とビジネスを続けた責任として、アークの売り上げの一部を自動車社会の被害者の救済を行っています。事故にあった被害者だけでなく、悪意なく事故を起こした加害者も対象です。どちらも自動車社会全体の被害者であり人生を大きく狂わされたのは事実だからです。さらに、自動車関連企業が資金を出し合いアースプロジェクト基金を創設し、毎年、最も地球環境の改善に貢献した人や団体を選び、賞を与えたり、地球環境を改善していくために積極的に慈善活動を行っています。

 

 自動車社会は世界の温暖化を急速に進め、南極の氷を溶かし、異常気象をもたらし、嵐が吹き荒れ、洪水に飲み込まれ、人々を海の底に沈めてしまいます。神話では神々が与えたノアの箱舟(アーク)は、人類が海に沈み滅亡から救う空飛ぶ聖なる船と伝えられています。持続可能な世界をみんなで考え、そのしくみを作るのに知恵を絞らなければなりません。アークで世界を繋げましょう。世界を一つにし、平和をもたらし、人々を希望ある正しい未来へ運んでくれるはずです。

 

 

追加(ノアの教典には入れない。)

自動車業界。大量の死者や負傷者を出してきた上に、地球環境を壊してきた自動車業界。

公平な選挙を歪めているという話です。

 

トヨタと政治家との癒着はないのか?もし、トヨタの車を買うとしても、地球環境や予算を考えればアクアで十分だろう。高くても、プリウスだろう。

 

なぜか、トヨタの高級車クラウンばかり。一般の国民は高くて乗れないような高級車を国のお金を使って大量に購入している。パトカーは通常の車とは違い特殊装備が多い。塗装、ビデオカメラ、警棒格納装置、ストップメーター、サイレンアップ、無線機などなどパトカー専用のオーダーメイドになっている。通常オーダーメイドの場合は、料金が大幅に高くなるのが一般的だが、80万円以上の大幅な新車値引きが行われている。

 

それは、クラウンのパトカーを警察庁が大量に一括購入しているためなのです。

 

情報が古いですが、平成21年には496台を落札して、10億7582万1600円でした。毎年、このように税金を使って民間会社から購入した場合、選挙に大きな影響を及ぼすのは当然です。自営業をしている人なら分かるかと思いますが、国のお金がこれほど流れてくる人達はほとんどいないはずです。しかし、業種によっては大きな税金が流れてくるのです。もし、この落札の権限をもっている政治家が10億規模の落札を毎年あなたの企業に行う場合、選挙でその政治家を投票するのではないでしょうか?

 

パトカーを10億円分、トヨタから購入しても構いません。トヨタは日本一、世界一の技術を持った会社です。パトカーの採用においてトヨタの右に出るメーカーは世界に存在しなかったでしょう。むしろ、パトカーは特殊装備が多いため、他社で製造ラインを設けることの方が大きな無駄が生まれてしまします。そのため、全てのパトカーをトヨタのクラウンと言うのも合理的な選択だと言えます。

 

しかし、問題は「10億もの税金を動かす権限を一部の政治家が持っていた」ということです。

 

トヨタと政治家との癒着があったとしても、トヨタを責めるべきではありません。こういう社会だったのです。天下りを行い監視下に置かれている上、政府の財力や圧力に逆らえるような民間企業はまずないでしょう。政治に逆らわず、うまく付き合っていくしかありませんでした。

 

このような政治家のお金を動かす権限こそ公平な選挙を大きく妨害するのです。

 

パトカーの購入は自動車社会と政治との癒着に関するほんの一部でしかありません。道路の整備や法整備など自動車社会が反映するように様々な優遇措置が取られていました。

 

このような、公平な選挙を阻害する買収行為を自民党は発足以来ずっと続けてきました。一般会計、特別会計を合わせ国家予算約300兆円が国民の生活を支えることには使われず、毎年、民間企業や政治家、公務員などに流れていたのです。

 

自動車業界は全製造業の約2を占めます。多くの人達が選挙に行かない中、国家予算を使い、自動車業界に関わる人たちへ大きな影響を与えていれば、とてもではありませんが公平な選挙だとは言えません。自動車業界は公平な選挙も大きく歪めていたのです。

 

もちろん、自動車業界が悪いのではありません。このような仕組みを作った政治家が最も悪いことを理解しなければなりません。

 

300兆円の国家予算を使う権限を考えるとパトカーの購入額10億円がかなり小さいことが分かります。政治家のお金を動かす権限がどれだけ不公平な選挙を生み出すのか理解してください。

 

お金を動かす決定権は必ず国民が持たなければなりません

僕はトヨタが日本で最も良い会社だと思っていますので、パトカーはトヨタに1票です。しかし、国民投票を行えば、高級車のクラウンではなく、アクアやプリウスになっていたかもしれません。僕は地球環境をこれ以上壊してもらいたくないため、地球環境に配慮した車を大量生産してもらいたいと考えるからです。また、国家予算も抑えられる可能性もあります。

 

僕が最も国家予算を使うべきだと考えるのは、エデンの建築と運用です。それ以外には予算を出来るだけ抑えるべきだと考えます。国民全員が無料で高級ホテルに宿泊でき、毎日レストランでプロが作った料理が食べられる理想の世界に一歩でも近づけるために国家予算を使います。