3.「ノアの教典」 3章「世界共通通貨『ベリー』~新世界を実現した通貨の力~」

ノアの世界を大きく変えた仮想通貨ベリーについて、お話ししましょう。

 

「現金」や「銀行」が存在し無数の口座が存在することで、裏金が生まれ「政治の汚職」だけでなく、「やくざ」「暴力団」「麻薬」「詐欺」など様々な闇が生まれていました。

 

お金が「仮想通貨」になったことで、世の中が良くなったことはこれだけではありません。

そもそも、「仮想通貨ベリー」がなければ、新世界ノアが誕生しなかったといわれているのです。新世界ノアの誕生に大きく寄与したお金の話をしましょう。

 

新世界ノアを実現させるためには、莫大な資金が必要でした。当然、ノアの立ち上げ当初は活動資金が乏しく、さまざまな資金調達方法が行われていました。「動画配信での収益」や「クラウドファンディング」「ショッピングモール」など、影響力をお金に換えるあらゆる手段を講じ、新しい政党を立ち上げ政党助成金なども活用しました。

 

しかし、それでも新たな世界を作る資金としては、全く足りなかったのです。そこでノアの創設メンバーたちは「お金の無限発行」に目を向けたのでした。その時代にはすでに、「仮想通貨」が生まれ、様々な通貨と取引が行われていたのです。

 

そこで日本トップクラスのIT企業と手を組み、ノアの世界全体で使える仮想通貨「ベリー」を作ったのでした。この時点では、いくらお金を発行したとしても何の価値もありません。お金にするためには、「ベリー」というデータに世界中の人々が価値をつける必要があったのです。

 

既に存在していた様々な仮想通貨は「世界中の通貨と交換が出来る便利さ」に価値を生み出したのです。ただのデータに過ぎなかった仮想通貨に価値が生まれ、世界の流通に合わせて、価格は跳ね上がっていきました。

 

「ベリー」は仮想通貨の中ではかなりの後発になるため、「他の通貨と交換が出来る」という同じ価値では対抗できないことは明らかでした。そこで、正攻法の売り方では既に世の中にあるため新世界ノアらしい発想で「ベリー」を買ってもらうことにしたのです。

 

世界中の人たちが「ベリー」を買いたくなる理由を作ったのです。

まず1つ目は、「ベリー」に夢を込めることでした。お金には人々を助ける力と人々を苦しめる力があります。今の使っているお金は「人々を助ける世界を作っているのか?」それとも「人々を苦しめる世界を作っているのか?」を尋ねました。そこで、考えてもらうことにしたのです。お金には「世界中の人々を幸せにする世界を作る」という夢が込められたものでなければなりません。お金はそのために生まれるべきなのです。夢なきお金は欲を増幅し、人々から何もかも奪ってしまう怖いものになりえます。権力者が行う政治では富裕層の理想的な世界を作り、お金を使って貧困層から何もかも奪い取っていきます。世界中の貧しい人々が苦しんでいるのです。

 

今のあなたが使っているお金が世界中に流通したとして、どんな世界になりますか?それはあなたの理想的な世界でしょうか?

 

今やお金はただのデータです。無限に生み出すことが出来ます。この無限の力を僕たち新世界ノアは「世界中の人々が幸せになる理想の世界を作るために使いたい」と世界中に発信したのです。「ベリー」が世界中の人々に通貨の価値として認められ、流通した先には「新世界ノア」の世界が作られていきます。世界は夢で一つに繋がり、戦争がなくなります。エデンが次々に作られていき、世界中を自由に旅することができます。新世界ノアでは、決して貧困で生きていけない人々はいません。全ての人々が安心して幸せに生きていくことが出来る世界です。「ベリー」を買うことはその「理想の世界」へ繋がっていくのです。

 

次に2つ目の理由は、「世界中のあらゆるものがベリーで買えるようにする」ことでした。

他の仮想通貨のように「世界中の通貨と交換の出来る便利」さに価値を求めるのではなく、「ベリー」を使って世界中のあらゆるものと交換ができる世界を構築したのです。「新世界の実現を望む人たちに商品や労働力、あらゆるものをベリーで提供する」ことを世界中に求めたのでした。これが実現すれば、ベリーは、国家の通貨以上の価値が生まれます。その国でしか使えない通貨ではなく世界共通通貨になります。その後に出来る世界は「あらゆるものをベリーで買える」ようになるのです。

 

次に3つ目の理由は、「新世界ノアに無限の力をつけさせる」ことでした。

世界中のあらゆるものが「ベリー」と交換できるようになれば、「ベリー」は、実質的に世界中の通貨で最も価値のある通貨になります。そして、それを発行できる「新世界ノア」は無限のお金の発行能力を行使し、今までにないスピードで理想世界を現実のものにしていけるのです。

 

この仮想通貨「ベリー」の世界統一こそが、「新世界ノア」を実現させるカギとなったのです。

 

当然、世界の権力者が政治の実権を握っているため、「新しい理想世界を現実にし得る通貨」の存在を許すはずもありませんでした。「新世界ノア」のお金の無限発行能力を阻止するためにあらゆる措置を講じてきました。各国が協調し、独占禁止法によって仮想通貨は禁止され、世界の流通から姿を消しましたが、ベリーは消えませんでした。なぜなら、ショッピングのポイントと同様の仕組みで運用したからです。

 

「新世界ノア」が提供しているサービスに参加し、新規アカウントを取得するとノアのショッピングモールで買い物をすることが出来ます。ノアでは各国の通貨は使えず、必ず「ベリー」と交換しなければなりません。創設者たちは、運営資金として何としてでも円を獲得する必要がありました。1ベリー=1円を想定して作られていましたが、はじめは30%を上乗せしてベリーと交換をしました。半年ごとに5%ずつ減らしていくことを宣言し、行動心理を使って円を獲得したのです。また、最終目標は「ベリーを世界共通通貨にする」ことですので、ベリーから円に交換する際には手数料として、交換金額の30%+1000円とし、かなり高額な手数料を設定していたのです。

 

世界中には「新世界ノア」の思想に賛同する人たちが大勢いましたので、他のショッピングで買い物をするよりもノアのショッピングサイトを利用し、今持っている、各国の通貨をベリーと交換を始めたのでした。その流れは、出店者にも影響を与え、他のショッピングサイトに出品をしている店舗を解約し、次々にノアのショッピングサイトへ移転することになったのです。

 

その後もノアの勢いは止まることなく、ネットショッピングだけでなく、「ベリー」で商品が買える実店舗も増えていきました。こうして「ベリー」は世界中であらゆるものと交換が出来る通貨として、人々に認められたのです。

 

さらに、ノアに協力したいという労働者たちは給料を「最低賃金」を円でもらい、「ベリー」で補填することを願い出たのでした。「ベリー」は労働の対価としても利用されるようになり、「ベリー」の力はますます、高まっていったのです。

 

このようにして、ノアの創設者たちは、「ベリー」という仮想通貨を手に入れると同時に各国の外貨も手に入れたのでした。

 

「ベリー」はついに建設業界を動かし、エデン建築の一部を「ベリー」で支払えるようになったのです。7割を「円」で3割を「ベリー」で支払うことに承諾をし、ノアは「円」を獲得する負担が大幅に減ることになりました。

 

新世界ノアが世界を統一した今の世界では、みなさんも知っての通り、ベリーが世界の唯一の共通通貨となり、他の通貨は禁止されました。

 

現在は「ベリー」の無限の発行権限はノアの創設メンバーにはありません。新世界ノアの記念すべき最初の誕生祭にて、発行権限は世界のすべての使徒たちに託されました。「お金の発行権限」はあまりにも強力な権力であるため、誰かが独占し悪用することがないように、全ての使徒たちが投票によってのみ発行が可能になったのです。

 

最後に、「ベリー」のセキュリティのしくみを少しだけ簡単に説明したいと思います。

 

お金は誰かが改ざんし、増やしたり、減らしたりしては通貨自体の価値が無くなってしまいます。仮想通貨はデータである以上、セキュリティの高さが信用につながります。

 

過去の口座情報は通常、預金口座を管理している銀行のサーバーがデータを保管し、そのデータを参照することで、成り立っていました。当然、通帳にデータが入っているわけではなく、銀行のサーバーからデータを読み取り、通帳に記載されているのです。だからこそ、万が一、通帳を無くしたとしても、再発行が可能になったり、通帳を使わずにカードで取引ができるのです。

 

この銀行がデータを管理する方法では致命的な欠点が存在するのです。銀行にデータがあるため、サーバーを管理している人間はそのデータを書き換えることができてしまうのです。信用にかかわるため、基本的にはそのようなことはしませんが、この従来の方法ではそれが可能だったのです。

 

以前の政府もしくは日本銀行が公表することなく裏で紙幣の発行することが可能でしたが、それと同じことが出来てしまうのです。銀行には信用創造というのが許されており、理論上は紙幣と紐づけることなくデータ上だけで無限にお金を作り出すことが可能です。銀行は預金者からお金を借りているのですが、その何倍ものお金を無から生み出し、貸し付けています。しかし、この無限のお金を生み出す信用創造には限界があるといわれています。

 

しかし、現金と紐づけのない仮想通貨には限界などありません。本当にただのデータなのです。無限の発行権限があれば、管理者はいくらでも自由に生み出すことが出来てしまいます。だからこそ、この無限の力を持つ「ベリー」によって、「新世界ノア」を作り出すことが出来たのです。新世界が誕生した後は、その強大すぎる「お金を発行する権限」は個人がもってよいものではありません。悪しき心を持つ人間にその権限が渡るようなことになれば、世界は再び、混沌が支配する世の中へ戻ってしまうでしょう。

 

だからこそ、世界中の人々が管理し、人々の意思決定でのみ発行が可能にするべきなのです。

 

仮想通貨「ベリー」は、他の仮想通貨と同様にブロックチェーン技術を採用しています。ブロックチェーン技術とは、過去のように銀行のサーバーがデータを管理するのではなく、利用者すべてのスマートフォンにデータを保存し、中央のサーバーは利用者たちのデータを参照し、取引の処理を行うのです。中央サーバーはデータの取引ごとに書き換えられたデータを利用者のスマートフォンに送らなければなりません。

 

全ての利用者のスマートフォンで全体のデータが見れるため、中央サーバーの管理者であっても、「ベリー」を発行すると、世界中に発行されている通貨の総額が増えるため、すぐにバレてしまいます。

 

「ベリー」は全世界の使徒たちで監視し、理想の世界を作るために利用するのです。

 

「世界中すべての人々が幸せになることが出来る世界」を作るためにお金は生まれるべきです。だからこそ、あなた自身がしっかりと考える力をつけ、どのお金がその世界に導いてくれるのかをしっかりと見定めなければなりません。

 

理想の世界へと導いてくれるお金にこそ、通貨としての価値を持たせ、そのお金を使って世界を作るのです。お金には無限の力が宿ります。その無限の力を人間の欲のために使うのか人々が幸せになるために使うのかは、そのお金の発行権限を持っている権力者次第なのです。

 

デモ行進では、誰かが破壊行動を行うようになり、最終的に政府が警察や軍隊を投入して武力による制圧で革命は失敗に終わってしまいます。しかし、通貨の戦いにすればそのような危険性はありません。新世界を実現する革命の時には世界中の人々が「ベリー」を選び、他の通貨を切り捨てました。「ベリー」を発行している新世界ノアに夢や希望を抱いていたからです。世界中の人々が「ベリー」を使えば、通貨としての価値が生まれ、発行者に絶大な力をもたらします。こうして、「ベリー」が新世界ノアに無限の力を与えたのです。

 

世界が再び混沌に包まれた時、「ベリー」と同様にお金の力を借りるべきです。

 

しかし、革命は決して、貧困層だけの力を合わせただけでは不可能ですし、貧困層と富裕層が力を合わせても1国だけでは危険すぎます。聖戦ラグナロクの時には、世界を政治で支配している自由主義アメリカ率いる西陣営と共産主義の中国・ロシア率いる東陣営が協力して、新世界の実現を阻止してきたのです。だからこそ、1国で立ち向かうのではなく、世界中の国々の貧困層、富裕層、企業を巻き込み、対権力者の戦いにしなくてはいけません。

 

 人々の心に「世界中の全ての人々が幸せに生きていける理想世界」を夢として描いていれば、それを実現する通貨であれば世界中の人々が力を貸してくれるでしょう。必ず、世界中の人々がその通貨を使い、必ず理想の世界へと導く大きな力になるはずです。